盗聴器発見器の誤作動

先日、盗聴盗撮器の調査を行ったお客様から「安価な盗聴器発見器」を買ってきて自宅で電源を入れたらあちこちで「緑色→オレンジ色→赤色の盗聴器がある」反応がありとても不安になった。とのお話を聞き現物を見せてもらいました。この商品については、過去にも同様の苦情がありましたので、さっそくネットで新品を購入し当社で検証してみました。まず、驚いたのが、注意書きです。「蛍光灯、調光式電灯器具、その他電波を出す電気製品(携帯電話や電子レンジなど)は反応する場合がありますので電気製品のスイッチを切ってからご使用下さい。」と書かれています。そして案の定、市販されている本物の盗聴器A(398.605MHz)B(399.455MHz)C(399.030MHz)には全く反応しません。写真のとおり、スタンバイ状態の緑色のランプしか点灯しません。正しく作動していれば赤色まで点灯するはずです。当社の広域帯電界強度計は399.45表示でメータは振り切っています。この商品は安かろう悪かろうの典型的な粗悪品です。他にも似た商品が多く売られていますが、機器の性能や設定方法を間違えると何の役にも立ちません。盗聴器盗撮器の発見調査は、専門知識と高性能機器を有する実績のある当社へ安心してご用命ください。