徒歩通学と過保護な送迎

先日、雨の中、傘を差してランドセルを背負い登校する小学生と出会いました。狭い歩道を一列に歩く後ろ姿には、声援を送りたくなります。
一方、学校の近辺では、晴れた日も毎朝、父兄の送迎車両で混雑しています。止むを得ない事情の方もいるのでしょうが、通勤途中に送迎する父母も多い様です。
父親が運転する車両の助手席で子供がダッシュボードに足をあげ座っている姿を見掛ける事もあります。行儀作法も教えてもらえない子供が可哀想になります。
車社会の沖縄では、一日わずかな距離しか歩かない大人が多く、肥満による健康問題が年々増加しています。とっくに長寿県ではなくなっているのです。
そんな悪い生活習慣を子供達に植え付けてはいけません。先日、ランドセルが重すぎるからか?腰痛の小学生が増えている。教科書など一部を学校に置いて帰る様に。と文科省から各教育委員会へ方針が通知された。とのニュースがありました。また、沖縄県内のニュースでは、沖縄県第44回ボディビル大会が行われた。競技人口は一般だけでなく高校生部門そして小学生まで拡がっている。とのニュースもありました。過保護な対応をするかたわらで小学生に筋トレを奨励する様な報道に驚かされました。
県外の小学校では、片道2㎞程の徒歩通学はめずらしくありません。教科書の大型化でランドセルの重さが7㎏を超える事もあるらしいのですが、腰痛の原因は姿勢の悪さなど他にもありそうです。