沖縄県系人の幸福度

宗教団体に関する問題が、連日報道されています。

ネット上でもいろんな事で煽ったり煽られたりの論戦が繰り広げられています。

沖縄県名護市辺野古での座り込み抗議についても個人の意見投稿が飛び火して沖縄県知事までがコメントを出し、地元紙やテレビでも沖縄県民に対するヘイト発言だ。と騒動になっています。

そんな中、沖縄では、第7回世界のウチナーンチュ大会開会式が10月31日に行われました。

沖縄県から海外に移住した人たちやその二世三世の方々が、うちなーネットワーク「県系人の絆を深めよう」と始めた沖縄県が主催する行事です。

今年は、海外功労者16人を沖縄県玉城デニー知事が表彰したようです。

参加者は「誇れる沖縄次世代へ」と声を上げています。

海外へ移住し、苦労を重ねてやっと沖縄へ里帰りできた人々にとって、故郷沖縄は誇りであり、とてもきれいに見えるのでしょう。

あるシンクタンクが行っている全国47都道府県の住民を対象にした幸福度の調査結果では、沖縄が2年連続で1位になったようです。

幸福度に生活満足度、愛着度、定住意欲度を加えた4指標の平均値は、沖縄が3年連続で1位だったようです。

「あなたは幸せですか」の質問に、沖縄県民の約8割が「とても幸せ」「少し幸せ」と回答。

しかし、「悩みがない」と答えた人の割合は沖縄県が全国で最少だったらしく、生活などに悩みを抱えながらも、幸せを感じている人が多いという結果となっているようです。

沖縄県民には、悩みや困り事を相談できる家族や友人との良好な人間関係が昔から引き継がれているからではないでしょうか?「いちゃりば ちょーでー」「まくとぅそーけーなんくるないさ~」とても辛抱強く明るく前向きな気質があるのだと思います。

しかし、数年前から沖縄県では小中高生のいじめ件数と不登校者数が、とても多くなっています。

未来を担う子供たちに対して、保護者と学校や行政が、真剣に取り組むべき現実問題があります。

英語教育の普及などとは、次元の違うとても大きな問題のはずです。

いじめや不登校で悩んでいる子供たちが、大人になっても幸福感を持てる沖縄県であってもらいたいものです。