探偵とのトラブル

先日、当方が事務局を務める「沖縄県探偵調査業協会」へ「沖縄県消費生活センター」からお客様が誘導されてきました。

ある探偵業者に対するお客様からの苦情です。昔から多いGPSによる浮気調査でのトラブルです。その上、今回は探偵業者の大きな不手際が問題です。

相談者の話では「対象者に尾行がバレてしまい、その場で対象者から探偵が問い詰められたらしいが、探偵の報告ではそんな事はないと言っている。対象者は、探偵と車両の写真も撮っているので警察に調べてもらうとも言っており、うそではないようで探偵に依頼した事を追求され困っている。一カ月間のGPS監視と20時間の現地調査で40万円支払ったが、こんな事態になり実際の調査内容にも不信感が高まったので解約と返金を求めたが、いろんな言い訳をして応じてくれない。」との内容でした。

探偵業者は、どんな事があっても依頼人様にうその報告をしてはいけません。探偵業者自身の失敗でも正直に説明する義務があります。

当該探偵業者は、沖縄県探偵調査業協会の会員ではないので、調査委任契約書と重要事項説明書の控えから、報告書提出の期限・解約条項・特定商取引法の説明の有無など項目を見直してから和解できるように交渉してください。とお客様には助言させていただきました。

プロの探偵業者でも失敗はあります。しかし、調査中に起こるどんな突発的な事態にも正直に対応するべきです。事実をごまかして、依頼人様を騙すような探偵こそ悪徳探偵なのです。

探偵業者を選ぶときは、あせらず複数の探偵業者に問い合わせた上、直接事務所へ出向き、詳しく説明を求めることを強くお勧めします。