沖縄県の急務「美ら島」対策

きれいな海の美ら島。米軍基地が日本国内で最も多くいつまでも基地問題で揺れる県民。観光業で潤う島。そんな特色のある沖縄県が、早急に本気で取り組むべき課題があります。子供達の健全な育成事業です。美ら島と称し、悲惨な地上戦を体験した語り部までが活動している沖縄県でありながら青少年の非行化・早婚・貧困・離婚の連鎖が世代を越え繰り返されているのです。人前でも平気で道路に座り込み飲食しゴミを捨てる女子学生。集団リンチで殺人事件まで起こした中高学生。もはや内面は美ら島ではありません。悲惨な戦争体験だけを語り継ぐのではなく、当時の子供達の純朴さや思いやりの心を教えて欲しいものです。第二次世界大戦では、東京大空襲や広島と長崎の原爆による戦禍も同じです。時代を溯れば、沖縄にも琉球人同士が殺し合った戦国時代がありました。崇められる尚巴志も戦に勝った武将です。今の沖縄での戦争に対する語り部の話や報道には、隣国の過去思考に似たものを感じます。
先日、沖縄県内小中高・特別支援学校における2017年度「問題行動・不登校調査」の結果が発表されました。県内の国公私立小中高、特別支援学校のいじめの認知件数は1万2,580件(前年度比98件増)で過去最多を更新千人当たりの認知件数は60・7件、全国30・9件の約2倍の数値です。また、小中高校の暴力行為の発生件数は2,042件(前年度比597件増)、特に小学校では1,247件(同544件増)と急増しています。
そして、比例するように小中学校(国公私立含む)の不登校児童・生徒は2589人で、前年度より176人増加。私立を含む高校の不登校者数は1284人と前年度から多少減少したが、千人当たり27・6人と全国平均15・1人を大きく上回っています。中途退学者は前年度比18人増の1116人で、中退率2%(全国1・3%)と全国で最も高いのです。尚、県立高校の不登校の要因は「無気力」40・0%で「その他」24・7%が続いています。

平和な島沖縄に米軍基地はいらない。子供達に負の遺産を残してはならない。と公道に座り込み抗議行動をしている活動家がいますが、その大切な沖縄の子供達が「いじめも全国一多い」「不登校も全国一多い」「高校中退率も全国一多い」この現実をどう受け止めますか。こんな事も基地があるからですか。そんな沖縄の大人たちは、子供達の「安全」と「健全な成長」を本気で考えているのでしょうか。ただ、自分の思想信条を強引に押しつけているだけにしか見えません。見せ掛けの平和主義で子供達を犠牲にしてはいけません。私達沖縄の大人は、子供達の未来のためには、基地問題だけに偏らず「子供達の病んだ心の問題」を解決する為にもっと真剣に取り組むべきだと思います。
不登校といじめ問題は、直結しています。自暴自棄になり事件を起こしたり自殺を考えたり大変深刻な問題です。

異変を感じたら探偵調査会社でいじめ嫌がらせの実態調査を行うのも一策です。早めに解決しましょう。