経営者の思い

最近、こんな依頼がありました。ご依頼人様の了解のもと概要をご紹介いたします。         某所で、飲食店を経営している方から「店に置いてある食器が無くなったり、食材まで急に消える。従業員の誰かが盗んでいるのではないか。カメラを設置して犯人を特定したい。」との事でした。

店を経営する側としては、とんでもない事です。さっそく次の日、調査員3人で店に伺い、カウンター、キッチン、倉庫とカメラを設置し準備完了。後は犯人が何かを持ち出す現場を確認するだけ。

そして、14日間撮影を行い、まずは倉庫のビデオから検証しました。不思議なもので長時間見ていると皆が皆怪しいように思えてきます…。最終的には外見で怪しいと思ってしまったり…。

しかし、そんな事では「あかり事務所」の調査員として失格です。1台当たり180時間以上もあるビデオを細かくチェックしていき、出入りした時間、人物の特徴、行動を確認しました。    その結果、閉店後、暗闇の中で冷蔵庫から3つの物品を持ち出す決定的瞬間を確認する事が出来ました。暗視カメラを使用していましたので顔もハッキリと確認出来ます。また、その他にも不自然な行動をとる従業員がいたのです。そんな一部始終をリストアップし、報告書をDVDビデオと共に依頼人様に提出致しました。

後日、依頼人様よりご連絡を頂きまして「その後、当該従業員と個人面談をしたところ食材の持ち帰りを認めました。他の従業員も黙認していた様です。」との事でした。

今回の調査で依頼人様にはカメラ4台での撮影と細かな報告書に大変満足して頂き、その上犯人まで特定出来たとなれば、私たち調査員の喜びと充実感も一入です。

人が集まる場所であればこういった問題は避けたくても起きてしまうものですね。依頼人様としましても本当ならば、こういったやり方で従業員を疑い見る様な事はしたくないはずです。しかし経営者として店のため、そして人として悪事を働いた従業員を正すため、辛い気持ちを抑えての今回の調査依頼だったと思います。

その気持ちにしっかり応える事が私たちの仕事です。しかし逆に、この当たり前の事が出来た事に内心ほっとしているのも本心であります。

これからももっと多くの依頼人様にご満足頂けるよう全力で調査に取り組んでいきたいと思う今日です。

                                        調査員S

 


危うい人間関係

 毎日、様々な問い合わせのお電話を頂きます。割合として、うわき調査や相続問題、家出人捜し等の身内に関する依頼もありますが、同様に嫌がらせ、ストーカー行為、金銭トラブル等の他人が絡むような問い合わせも多数寄せられます。

個人の権利が尊重されていく一方、自己責任というプレッシャーとの間で微妙なバランスを取りながらの毎日の生活は、楽な事ばかりではないと思います。誰もが調和の取れた人間関係を望んでいるはずです。

 しかし、それを実現し、また維持していくのは心身共に大変な負担になっているのが現状ではないでしょうか。不安をあおる訳ではありませんが、やはり自分の身は自分で守らなければと実感させられます。

あまり良い事ではないかもしれませんが、こういった時代と共に我々「探偵業」の役割も大きくなってくると予測しています。その中で皆様の不安を1つでも取り除く事が出来ればと、勉強の日々です。

「あの時にこうしておけば良かった。」と後悔なさる前になるべく早く手を打つ事が大切です。

複雑化している人間関係、くれぐれもトラブルにはお気を付け下さい。

                                                              調査員K


「誕生日おめでとう。元気ですか?」

 先日、仕事で青森県へ行って来ました。
依頼人様に了解をいただきましたので概要をご紹介します。
御子息が仕事で沖縄から青森へ赴任して2年になるそうです。
ところが、昨年、勝手に転職し、住居も引っ越してどうやら彼女と同棲しているらしい。携帯電話にも出ない事が多く心配でたまらない。長男なので若いうちに沖縄に戻り、就職して欲しいのだが・・・・・。
なかなか親の言うことを聞かない。息子が青森でどんな生活をしているのか? 以前に県外の探偵業者に電話で依頼したが、いい加減な報告で失望した。今度は、あなたが現地に行きあなたの目で直接調べて来て欲しい。とのご依頼でした。
本来なら東北調査業協会を経由して所属する優良会員へ委託するのですが、今回はこの様な理由で直接当社で受件しました。
青森県三沢市は、沖縄と同様に米軍基地の街です。しかし、驚いた事に基地との境界フェンスが低く簡単な造りに見えました。沖縄の頑丈なものとはまるで違います。そして、市民の軍人に対する想いもまた違う様です。確かに強制収用され造られた沖縄の基地とは色んな背景の違いがあるでしょう。そして、三沢は空軍の基地だからでしょうか、軍人によるトラブルがほとんど無いそうです。
 そんな街の中心地に息子さんは住んでいました。小さなアパートに彼女と仲良く二人で帰宅しました。翌朝は、二人ともお弁当を持って車で一緒に出掛けて行きました。彼女を職場に送り、そして40分程かけて息子さんは勤務先へ出勤しました。夕方、退社後は往路を戻り、彼女を迎えて二人で帰宅しました。
そんな毎日を二人で真面目に過ごしている。見ていて大変すがすがしく感じました。二人で何らかの目標があるのでしょうか?若い二人が外出もせず質素に暮らしている様子を拝見して複雑な想いもしました。”親心子不知”なのか”子心親不知”なのか?もどかしさを感じながら、勤務先・彼女の素性、そして現在の生活状況を確認して4日間の調査を終了しました。
 そして、沖縄に戻り依頼人様にありのままを報告すると大変安心なさった様で「社会勉強中なのですね。もうしばらく息子の判断に委ねてみます。」とおっしゃっていました。数日して依頼人様から電話をいただき「昨日、私の誕生日に息子から”誕生日おめでとう!元気ですか?”と電話があった。息子の生活ぶりが調査で判っていたので私もうれしくてスッキリした気持ちで会話が出来た。」と大変喜んでいらっしゃいました。
一年で家族の人数分の誕生日をみんなで祝える事。それも親子何代も一緒にできたら素晴らしいですね。
 


「入院してますか?」

 先日、県外のお客様から「旧友が、病気で沖縄のある病院に入院したらしいが、病院に電話しても教えてくれない。本当にまだ入院しているのなら見舞いに行きたい。その病院に行って、本人がまだ入院しているか聞いてきてもらいたい。」とのご依頼がありました。
平成17年4月1日に個人情報の保護に関する法律が施行されてから人間関係がより稀薄になってしまった様に感じます。今では、友人を見舞いに行く為に病院へ電話しても病室どころか入院の事実さえ教えてくれません。以前は、「○○さんは○病棟の○号室に入院しています。面会が可能かナースセンターへつなぎますか?とか、いついつに退院なさいました」との親切な対応でしたが、今では、「個人情報の関係で電話では一切お答え出来ません。来院して受付に聞いて下さい」と応対されてしまいます。今回のお客様の様に県外からの問い合わせに対しても同様です。「見舞いに行く」と言う”尊い気持ち”になぜ水を差す様な不便な法律が出来たのでしょうか?遠方からお見舞いに行く前に、本当に入院しているのかを探偵社などに調査させなければならなくなったのです。しかし、ほとんどの人は”そこまでして”と思い「お見舞い」をあきらめるのではないでしょうか?でもそうなれば、その分人間関係が疎遠になってしまうでしょうね。
  本件では、当社調査員がその病院へ行き、受付に聞くとご本人様の病室をすぐに教えてくれました。そして、その結果をご報告すると、ご依頼人様は、「大事な友人ですので近日中に見舞いに行きます。」とおっしゃっていました。団塊世代の「男の友情」にバンザイ!!